タイはご存知の通り階層社会です。
以前に書いた記事が結構よんでいただけているようで、タイの階層社会についてご存知の人もご存知じゃない人もいらっしゃると思います。
タイは生まれ持った階層というものもあるのですが、所得がすごくリンクしてるなぁと最近感じます。
タイの階層社会について、階層と所得についてお話したいと思います!
タイは階層社会です。それはもうはっきりとした
タイと言う国は自由でおおらかで微笑みの国で・・・というイメージがあると思います。実際おおらかなところはあるのですがくっきりとした階層社会です。
その多くは所得で分けることができるように感じます。
もちろん、一概にはいえませんが一般的にはタイでは所得が低いと低い階層に属してるケースが多いです。
そしてそれに比例して教育レベルも低くなります。
教育レベルが低いから所得が低いのか?
所得が低いから教育レベルが低いのか?
ニワトリか卵かどっちが先だ?的な話になります。
工場で働く工員さんやドライバーさんなどは月に2万バーツほどのお給料を稼ぎます。
2万バーツってザクッと日本円に計算して7万円ほどです。
いくらタイの物価が安いとはいえ1ヶ月7万円は正直きつい。
小さなお部屋に住んで家賃が2000バーツほど?そして食事は1食50バーツくらい?の生活です。通勤手段だって車なんて到底変えないからバイクです。
この階層にいるタイの方は多いです。
タイの人口の多くはこのあたりにいるのではないでしょうか。
地頭が元々いい人はいます。しかしたいていの場合は私たちの持っている常識が通じなかったりします。
ドラッグ、やっちゃだめだよ。といっても友達に誘われてーと簡単にやる。
自分のお給料が2万バーツしかないのに月1万バーツ以上ローンをサクッと組む。
なして?ということをやってしまうのです。
根本的に未来から逆算するのが苦手な人が多いと思います。
計画するのが苦手、自分本位なケースが多いです。
これはその人が悪いのではなくそのような教育を受ける機会がなかったんだろうなぁと思います。
当然タイ語以外の言語を話せません。
会社でいうとスタッフのレベルですね。単純作業をする。発展的な仕事をしない。なので当然お給料もある一定の年齢で頭打ちします。
50歳近くなっても2万バーツ台のお給料というのもザラなのです。
発展性がないのでずっと同じ場所にいるという印象です。
ええのか?!それで??って首根っこ掴んでブンブンやってやりたくなりますが・・・・。彼らからすると大きなお世話なんでしょうね。
この階層にいる人はとてもシンプルな人が多いです。
単純で可愛くて刹那的に生きてるというか、それで大丈夫なのか?おい!!と思うのですが、本人はあっけらかんと生きている。
楽しそうじゃん・・・と思ってしまうときがあります。
実際、家族や友達などといつも大人数で過ごしてる人も多く、なんか楽しそう。
隣の家に毎日ご飯食べに行ったりとかへぇぇぇぇ!って日本人なら思うこともやっててなんか楽しそう・・・。
お金だけが幸せではないですが、マテリアル社会のバンコクではちょっとしんどい階層ではあります。
あれも欲しい、コレも欲しい!!となるならこのお給料では不幸かもしれませんが、周りの人と楽しく自分の身の丈にあった生活ができたら実は一番幸せな人達なのかもしれない。
自分の今の立場に嘆かず満足し、向上しよう、努力しようという気持ちも焦りもないのであっけらかんとしている。ある意味ストレスフリー。
夕方になるとバイクに相乗りをして、屋台で美味しそうな食べ物を物色してる姿が自由そうで羨ましくもあるのです。
所得が高くなると階層が高くなるからくり
タイでは所得が高いと階層が高くなる傾向が高いです。
完全に教育費にいくらお金をかけてこられたか?がここでモノを言う感じですね。
当然、大学をでていて、パソコンを使えて、まともにタイ語の文章をかけて、英語が多少なりともわかる。
このレベルの人たちはやはり階層でいうと中から中の上に位置します。
会社でもマネージャーレベルに上がっていけるのはこのレベルにいる人たちです。
主にバンコクに多いですね。
とっても不思議なのですが、タイではオフィスで働いてる人の中に女性が多いのです。圧倒的に女性が多い。
タイ人の男性はオフィスワーク苦手なのかよ!?と思っていたところ、実際うち会社のスタッフの男性は仕事はできるが管理や記録など計画を持って仕事するのが苦手。
タイ人女性はそのあたりもしっかりやってくれますので、私の部下もみんな女性です。
そのためか教育レベルが高いのも女性が多いような気がします。大学に男性生徒もいっぱいいるようですが皆一様にどこに消えたのか?と思う次第です。
この階層になるとだいぶ日本の常識が通じます。そしてこちらの立場なども理解する能力が上がってきます。それでもまだまだ・・・と思うことが多いですが個人差が大きいです。
海外に行ったことがある、海外で留学していたことがあるとなるとかなり日本人に近い考えを持ってくれますし、言葉の壁も低くなります(英語を話してくれるので)
私の中ではこのスタッフレベルの上のタイ人の階層は語学力で見ることが多いです。
語学力がある=ある一定の教育レベルがある上に多言語を理解する能力がある。とみなせるからです。
英語を流暢に話すタイ人のケースは家がそこそこ裕福で良い教育を受けていて、海外に実際に行ったりする機会があったりとスタートから違うタイ人が多いです。
特にインターに行っていたり、留学などしていたタイ人のご家庭はかなり裕福な部類だと思ってください。タイのインターはバカたかいですから!
タイの階層社会は色々書いてきましたが学歴と所得がリンクするように感じています。
自分の中でこの人どこの辺の人だろう?と思ったらまず語学力と最終学歴、PCが扱えるか?などを聞いてみることをおすすめします。