タイで現地採用で働くとなるとまず気になるのがお給料。そしてその次は福利厚生なのではないでしょうか?
福利厚生といってはっきり言って会社次第のところが多く、一概にこうだとは言えません。
タイの現地採用の福利厚生、私の場合。をご紹介します!
最初に行っておきますがプロビデントファンドはありません・・涙
タイ現地採用の福利厚生はどんなものがある?
ざっくりと私の場合をご紹介します。
これが全てではないのですがご参考までに・・・。
私の働いている会社は日本でも大企業とまでは行かないものの中堅の企業です。海外拠点も数ヶ所あり駐在の数も結構おおいです。技術系の会社なのでどうしても日本からの技術者が多くなるからです。
駐在員の福利厚生と比べたら落ち込むものの・・・ご紹介していきたいと思います。
そこ比べちゃいかんやろ・・です。
タイの現地採用の医療保険
はい。これ。
死活問題です。タイには健康保険という制度がないわけではないですが・・・。
例えば日本語オンリーで病院を受診したいとなると当然めっちゃ高い私立病院に行くことになります。
めっちゃ高いです。わたし一度インフルエンザにかかった時6800バーツかかりましたから。
日本でインフルエンザにかかったときは2000円ほどでしたから。
なんだよこの差は・・・
タイで現地採用で働くとき一応社会保険があるのでそれを使うという手もありますが、オールタイ語。ドクターは英語を話すかもしれませんがそれ意外はすべてタイ語。
タイ語を話せる人はいいかもしれませんが、それができますか?というとこでひっかかります。
そこで必要なのが医療保険。
タイの現地採用でも医療保険をつけてくれています。団体保険というやつですね。
こちら会社によって違いますが私がかつて働いていた小さな日本人1人でタイ人4人的な会社では、もちろんそんな保証なんてありません。
しかし現在の会社は医療保険をつけてくれてます。
もうそれだけでめっちゃありがたい。
タイ現地の保険ですが外国人用だからか保証がそこそこいいですね。
たとえば上記したハイソ系私立病院に行ったらあっちゅーまに6000バーツ超えてしまいますが、私の会社の現地採用者用の医療保険は外来一回5000バーツまで保証してくれます。
この医療保険では外来の回数も決められていてたしか・・・・30回とかそんなんでした。
そんなに行かないよ!!!と思った記憶があります。
オーバーした分は自腹ですが、それでも1000バーツで済むならありがたすぎます。
タイの医療保険で注意したいのは外来の保証もあるか。です。
そりゃ入院が一番お金かかりますがそう滅多に入院しないし、入院なんてしたくないし、医療保険は入院もそうですが外来が手厚いのが一番ありがたい。
ちなみにこの医療保険で会社は年間4万バーツほどの負担をしてくれています。
タイの現地採用でも医療保険のそこそこ手厚いのに加入してくれる企業もあるということですね。
タイの現地採用の通勤手当
タイは現地採用に限らず通勤手当というものは基本ありません。
今思えば日本で働いていた時会社が通勤費出してくれてたのって考えたらすごいなぁと思います。会社によっては新幹線代とか払ってくれると言います。
日本の会社すごいな!!いいなぁと指をくわえてしまうわけです。
とはいえ・・・バンコク市内の現地採用なら通勤手当がないのはある意味仕方ないかもしれません。
しかし・・・
郊外の会社だったらどうなるでしょう???
まずどーやっていくねん!!!ってなります。
アマタナコン工業団地とか行き方さえ知りません。
色々調べてみたら会社がバンなどで迎えに来るところもあるようです。もちろん乗り合いですが。駐在さんたちもバンの乗り合いという会社もあります。
どう考えても郊外の例えば工場などには毎日タクシーとか現実的ではありません。バイクで通勤も若干厳しい・・・。
会社のそばに住む意外に選択肢はありませんが、なかなかその決心がつかないというところもあります。
郊外に住むのは個人的にはなかなかハードルが高いです・・・。
私が現地採用で働いている会社は車のガソリン代と高速代を出してくれます。
なのでかなり助かっています。
ガソリン代と高速代で1日300バーツ以上はかかっている計算です。ただでさえ給料少ないのに更にガソリン代かーい💢です。
例えばスクンビットエリアに住む駐在員が通勤で郊外に行く場合、ずっと高速で走った場合、おそらく高速代だけで往復300バーツ近く行くのではないでしょうか。
それプラスガソリン代で1日500バーツほどの通勤費を駐在さんたちに払っている計算です。
基本はバンコク市内は通勤費自分持ちという事ですが郊外の場合は、会社が通勤手段をなんとかしてくれる努力をしてくれるというイメージですね。
タイの現地採用と社用車
タイの現地採用でも社用車を支給してくれる場合があります。
その多くは営業職でついている場合です。
もしくはマネージャー職など職位の高いポジションなら社用車をつけてくれる事があります。
営業は営業車なのですがどうしても仕事柄、直行直帰などもあり一旦会社に戻らないこともおおいので、こればっかりはある程度仕方ないですね。
日本のように電車で営業に行けたらいいのですが・・・それもなかなか難しいのがタイと言うお土地がら。
社用車を支給してくれる!わーいと思っても現地採用はここで注意が必要です。
誰が運転すんねん?
営業車などは支給されても運転手はつかない。自分で運転するケースもありますから油断大敵です。
現地採用の場合は募集要項にもタイの運転免許を持っていること。という条件があるときも・・・・。
駐在員は車を運転してはなりません!ドライバーさんつけます!!
と守られますが、ここでも現地採用はオマエが自分で運転しろ。というハードなゲームが待ち受けているのです。
タイ現地採用の所得税
タイでも日本同様所得税があります。
これが結構でかい!!!
ただでさえ少なめの現地採用のお給料からさらにひくのかーい!!と地も涙もないタイのお上に恨み言の一言も言いたくなります。
以前にも書いたとおりタイの所得税率は結構高いのです。
例えば8万バーツもらっていたら1万バーツ程度は所得税として取られますので、
給料8万バーツ!と言われても手取りは7万バーツちょいという現実が・・・。
一方駐在員は所得税は会社負担のケースが多く、めっちゃすごい額の所得税を会社が払っています。
おいおい、それ私の一ヶ月の給料くらいじゃん・・・と思ったものです。
私の場合はラッキーで所得税は会社が負担してくれています。
実はいぜんに働いていた会社も所得税は会社持ちでした。
なのですごいラッキーなことに自分で所得税を収めた事がありません。
これもある意味タイの現地採用の福利厚生の一つだと思うのです。所得税、会社負担というのは。
おそらく私の務めるこの会社だけではなく、他にも所得税を会社負担するところはあるはずです。タイで現地採用で働くときはこの所得税の扱いを入社前に確かめる事をおすすめします。
こんなはずじゃなかった感がすごいので・・・。
タイの現地採用の福利厚生と保険のまとめ
● 福利厚生は駐在に比べてだいぶ落ちる。
● 医療保険に加入してくれる。が小さいところはない場合も多い
● 社用車は営業車が多い。ドライバーさんはつかない
● 郊外の会社は交通費を出してくれるところが多い。